中古マンション購入した後のセキュリティ警備システム引き継ぎ方法は

中古マンションを購入する場合は、建物自体にすでに装備されている
「マンションの警備システム」引き継ぎ方法も気になります。
もしかするとシステムが起動しない・・・なんてことも。
今回は中古マンションを購入した後に起こった実体験をお伝えするので
中古マンション購入される際に、警備システムの引き継ぎ方法の参考にしてみてください。
もくじ
マンション管理会社からセキュリティシステムの件で緊急電話
中古マンションを購入した翌週月曜日の朝。マンション管理会社から電話がかかりました。
管理会社の方「ブレーカーを落としていませんか?」
私「引渡し日の夜に入って確か、落としました。」
管理会社の方「すでに入居されていますか?」
私「これからリノベーション工事してから住むので、しばらく入居は先なんです。」
管理会社の方「ブレーカーを入れておかないと通電しないので建物の警備システムが起動しないんです。申し訳ありませんが、すぐにブレーカーを入れてください。」
私「そうだったんですか・・・。私もすぐには動けないので、どうしたらいいかな。
部屋の中に入っていただいてブレーカーのスイッチを入れてもらったほうが早いと思います。」
管理会社の方「マンション内の各部屋は家と同じなので持ち主以外は入ることはできないんです。」
私「それはそうですね。ごめんなさい。
そういうことでしたら、なるべく早く行ってブレーカーを入れますね。」
セキュリティシステムと警備員
その1時間後・・・・
私(あれ、ブレーカーを入れても電気が点かないな。もしかして、電気の契約ができていないからかな。)
私は先日購入したマンションの部屋で、ブレーカーの前にいました。
電気がつかず何度もブレーカースイッチを入れる自分。
とりあえず電気会社から何らかの郵便物が届いていないかポストを見てみようか。
ポストを確認するため1Fに降りることにしました。
1Fに行くと、ちょうど警備員さんがいました。
これは「ウチの件だな」と思い、話しかけました。
私「警備システムでエラー起こしている者なんですが。。」
警備員「各部屋に管理室に通報できる装置があって、それが起動しなくなると私たち警備会社に通報されるんです。それで現場になっているここに来ているんですよ。」
私「先ほどブレーカースイッチを入れたんですが、部屋の電気も点かず何の反応もないんです。どうなっているのか不動産屋さんに確認してみますね。」
警備員「お願いします。私の方でも管理会社に確認して見ます。」
私(不動産屋さんに電話する)
私「ブレーカーを入れたんですが、電気も点かず何の反応もないんです。それで警備システムが起動しないため現地に呼び出されているんです。どうしたらいいですか?」
不動産屋さん「通電しているかどうかを電力会社に確認してみてください。おそらく電気の契約ができていないのではないでしょうか?」
私「わかりました。」
マンションのセキュリティシステムと電気契約
私(電力会社に電話する)
私「ブレーカーを入れたんですが、電気も点かず何の反応もないんです。それでマンションの警備システムが起動しないため呼び出されているんです。」
電力会社の方「契約を確認しますので住所を教えてください。」
私「〇〇市〇〇町〇〇マンション〇〇号室です。」
電力会社の方「〇月〇日に解約をされていてそのままになっているので当社では通電していません。」
私「私の部屋で通電していない場合には建物の警備システムが作動しないこともありますか?」
電力会社の方「使われているセキュリティがどのようなシステムか分からないので・・・」
私「そりゃそうですよね・・」
どうやら電力会社の窓口の方は警備システムのことはよく分かっていないようで、
電話の最中も自社で電気契約するかどうか?を中心に説明されていました。
警備員とセキュリティシステムの会話
私「電力会社に確認したところ通電していないようです。この場合は警報に関係ありますか?マンションなので空室になることもあると思うのですが。」
警備員「警報を受けて来ているのでどんな警備システムなのかは私には分からないのです。」
どうやらセキュリティシステムと警備員は別会社になっていて
マンションの管理会社と直接契約しているようです。
管理会社からのコールバックがありました。
管理会社の方「電力会社に確認したところ引き渡し日に前のオーナーとの契約が解除されていて通電していない状態です。そのためマンション全体の警備システムがダウンするという事態になっています。」
管理会社の方の説明によると、一部屋でもブレーカーが落ちていたり、通電していない場合、マンション全体の警報装置が起動しない警備システムが建物に装備されているようです。
私「マンションの売買契約と引き継ぎをするときにセキュリティシステムのことは何も聞いていなかったので知りませんでした。できるだけ早く契約します。」
管理会社の方「今までは退去して空室になった後に電力会社から契約の引き継ぎなどの通達が届いて空白が発生しない状況だったのですが、電力自由化に伴って通達をしなくなってしまっているようです。
お手数おかけしてスミマセンでした。
今回は私たちの伝達ミスですので、システム復旧まで建物の警備の方はこちらで手配します。」
中古マンションを購入後にセキュリティシステム上やっておくことのまとめ
1、一部屋でもブレーカーが落ちていたり、通電していない場合だと、マンション全体の警報装置が起動しない警備システムだった。
2、電力会社が自由化になっため、入居者が変わった場合各自で電気契約をしないと一旦解除され電気が止まる。
3、管理会社が不動産屋さんに伝えておき、マンション購入時や契約前に電力引き継ぎの手続きをしておく必要があった。
(2、3を合わせたヒューマンエラーがあった。)
管理会社の方、警備員の方、皆さん話の分かる有能な方でよかったです。
私は自営業ということもあって比較的自由に動けるのでよかったですが、会社勤めの方や出張が多い方だと緊急対応ができないでしょう。
購入するマンションにセキュリティシステムがあるかどうか前もって調べた方が良いですよ。
ちなみにマンション管理会社といえど大規模マンションやタワマンでない限りは現地に管理人が24時間滞在していることはまずないですし、担当者がすぐ来ることはありません。
来るとしたら警備会社の警備員の方です。
電力自由化に伴って、いろんな会社で電気契約ができるようになりました。
今まで 持ち主→新規購入者(中継ぎも電力会社が関わっていた)
現在 持ち主→解約解除 新規購入者(購入日に引き継ぎできるように自分で電力契約)→使用可能
通電に空白ができてしまうと、警備システムにエラーが出てしまい、建物全体の警備システムが起動しなくなるとのこと。
逆に言うと悪用もできるのでシステムに依存しきってしまうのも良くないですよね。