壁紙リフォームのメリットは?シックハウス対策・アレルギー予防におすすめの壁紙はこれ!

壁紙のリフォームをお考えの方へ
家の壁と天井は、空間を囲む面積の70%以上を占めています。
その壁、天井を覆っている壁紙、
みなさん普段は気にも留めないことが多いですが、
いったん気になりだすと、無性に変えたくなります。
ただ、壁紙を貼り替える際に気をつけないといけないことがあります。
ずばり、壁紙の貼り替えをきっかけに
シックハウスやアレルギーが発症、ひどくなる方がいらっしゃるということです。
今、このブログを見ていらっしゃるあなたは、
シックハウスやアレルギーのなんらかの問題を抱えて、
壁紙のリフォームを考えていらっしゃるかもしれません。
こんなことはないでしょうか?
・以前、壁紙を貼り替えたときに体調、気分が悪くなった、頭痛がする
・新築の家に入ると、そのあと、頭痛がする
・ニオイに敏感だ、敏感だと言われる
・部屋(家)のニオイが気になる
・場所によって鼻炎、花粉症の症状が変わる
・シックハウス症候群、化学物質過敏症と診断された、もしくは疑いがある
などなど、壁紙のせいとは断言できませんが、こういった症状を抱えている方をよく耳にします。
では、今回、壁紙を新しく貼り替えるなら、
壁(家)によってそんな問題を起こさない、無くすために、
・どんな素材があなたに一番合っているのか?
・変えるタイミングはいつがいいのか?
・後悔しないためには、何に気をつけなければいけない?
・今後、快適に過ごしていくためには?
など、
壁紙のリフォームで浮かんでくる疑問に対して、
こちらのブログが少しでも参考になり、
みなさんが後悔しない壁紙リフォームを成功させるきっかけになればと思います。
壁紙のリフォームが必要なのはこんな時
壁紙張り替えのタイミングは?
・家のニオイが気になる、壁が汚くなった時
→貼り変えるタイミングですね。体調や気分の違いに、ニオイが影響していることがあります。壁が綺麗になり、ニオイが取れると、清々しく、気分も晴れます。
・カビが生えてきた、カビくさい
→カビの胞子は、飛散し、どんどん繁殖していきます。一部にカビを見つけたら、表面だけでなく、奥に根を伸ばしている可能性が高いです。すぐに対策をしなければ、カビの胞子を吸い込むことになります。いち早く、対策として、壁紙を貼り替えましょう。
・家に帰ると、体調が悪くなる
→シックハウスやアレルギーかもしれません。原因が何かを見極め、一刻も早く突き止め、対策を取りましょう。壁紙のせい、とは一概に言えませんが、壁の素材を変えるだけで良くなることも多々あります。
・にゃんこ(猫)わんこ(犬)の爪とぎやマーキングで壁がやられたとき
→壁紙は接着剤で固定されています。にゃんこやわんこが引っ掻いた跡の爪を舐めてはいませんか?破れたビニールと接着剤を飲み込んでいる可能性もあります。すぐに引っ掻かない素材に変えてあげましょう。
とっても可愛い家族の一員なので、怒るよりもそれを「しない」という選択肢を選ばせてあげたいところです。こちらは、貼り替えるというよりも、他の素材に変えることを考慮しましょう。
貼り替えのタイミングがわかったら、今度は、何があなたに合っている壁材なのかを確認していきましょう。
壁材の種類
どんな種類があるの?
【ビニールクロスはシックハウスになりやすい?】
今現在、日本で一番使われている、一般的な壁の仕上げ材です。
多種多様なデザインと、安価な価格のため、
新築、リフォーム、マンション、店舗、といろいろな物件に使用されています。
一番多いだけに、例が多く、大半のシックハウス症候群の患者さんは、
ビニールクロスの部屋で体調を崩しているようです。
【織物クロス(布クロス)は安全?】
布、生地で作られたクロスです。ビニールクロスに比べ、高級感があります。ファブリック感がオシャレな印象を作ってくれます。中には、見かけは普通のビニールクロスに見えるものもあります。
今から50年くらい前から出回り、流行った頃は、リビングや応接間に、絨毯のようなゴツい派手な布クロスを貼っていた時期もあります。
この50年前という時代は、接着剤を多用する時期で、ビニールクロスを貼るようになったときと並びます。
布素材は、空気を循環するとイメージしがちですが、実際は、布は不安定なため、接着剤を大量に塗布した上に貼ります。
これでは、布の通気性も潰れてしまうため、空気循環の意味はありません。
布素材のため、湿気を吸いやすく、カビの対処がしにくいのも湿気の多い日本ではデメリットに挙げられます。
【紙(和紙)クロスは湿気に注意!】
日本の心、和紙のクロスです。洗練されたデザインも多く、柄によっては、洋室にも合うものもあります。デザイン性で選ぶ方が多いです。
こちらも上記の布クロスと同様に、接着剤を塗ってから貼る素材です。
通気性は接着剤のためなくなってしまいます。
紙ということで、しかも和紙を想像すると、なんとなく吸水性がよく思えるのですが、水分にはあまり強くはなく、湿気の多い場所では、カビ対策とはならないため、注意が必要です。
【輸入クロスってなに?】
輸入クロスは、日本の壁紙のデザインと違い、大胆な柄や模様が多いです。
全体使いには、「ちょっと派手かな〜」と、少々足踏みする方もいらっしゃるかもしれませんが、見せ壁として
・「窓側の面一面だけ」
・「トイレなどの小さいスペースだけ」
など、場所を限定して使うと、オシャレ感が出て、違う雰囲気を味わうことができます。
種類が色々ありますが、上記のビニールクロス、紙クロス、素材的には、日本の壁紙と同様の性質だと思っていただくと良いかと思います。
【珪藻土クロスはシックハウス対策になる?】
珪藻土の特徴である「調湿性」を兼ね備えたクロスです。見かけは、砂・土系の壁に見えます。
珪藻土の調湿性とは言いますが、所詮壁紙なので、本物よりは調湿性はなく、職人さんの中では、「貼る意味がわからない。自分ではやらない」という声をよく聞きます。
シックハウス対策やアレルギー対策として選ばれるのならば、珪藻土クロスは、接着剤で貼るという工程が必須なので、どうせなら本物の「珪藻土」を使った方が効果的です。
【砂・土系壁は自然100%なのか?】
「じゃあ、砂や土系の壁なら自然素材100%じゃない?」と言われることが良くあります。
砂や土の壁は、良く和室に使われる素材で、古い家では、ポロポロと落ちているのを見ている方も多いかと思います。
雰囲気があり、自然で落ち着くと言われ、和室で必須の素材と言えます。
ただ、100年前ならば、自然素材100%とも言えたかもしれません。今塗られている砂や土系の壁は、接着剤をまぜ、その接着力で壁にくっついています。その接着剤が経年劣化で弱くなり、ポロポロと落ちてきます。
接着剤で固化させていることを考えると、シックハウスの方やアレルギーの方には、あまりお勧めしたくない素材ではあります。
【ペンキは体に悪いの?】
ペンキは体に良くないというイメージがなんとなくある素材です。
なぜかというと、以前は、日本で塗料とは、外壁に使う、溶剤系(シンナーなどでないと落ちない)の塗料を良く使ってためです。
昨今では、水性系ペンキが海外から輸入され、日本でも、水性系塗料がたくさん販売されています。中には、ビニールクロスなどの接着剤よりも自然素材を利用しているペンキ塗料もあり、アメリカなどでは、ペンキを仕上げに塗ることが今でも主流です。
完全なる自然素材ではないかもしれませんが、中にはシックハウスなどの原因となる物質の含有率がかなり低いものもあります。そういったペンキならば、大丈夫な方も多く、人体には可もなく不可もなく、といったイメージが内装用のペンキです。
【珪藻土は体に良いって本当?】
シックハウスやアレルギーの対策として、今、注目を浴びている素材の一つが珪藻土です。
珪藻土とは、早く言えば「土」です。ですが、上記の「砂・土系」の壁とは、全く違う素材です。何が違うというと、「珪藻」という藻や微生物の死骸が土になったもので、その土を2,000度以上で焼成(焼いた)ものが「珪藻土」となります。
調湿性(水を吸い込む力)が素晴らしく、それを利用し、バスマットやコースターが販売されています。
壁に塗ると、部屋での湿気(水蒸気)の含有率をあげることができ、そのため、空気中の水分量が安定することで、カビの発生を防いだり、結露を防止します。
ただ、シックハウス対策となると、壁にくっつけるために、それぞれの会社が多種多様な素材を混入しており、その混入物によっては、シックハウスの原因を使っている場合があります。(例:接着剤、セメント、土などなど)
カビ対策として有効と見えるのですが、実は、水分の含有量を越えると、逆に、水分を持ち続け、カビの原因となることも覚えておいてください。
【漆喰がなぜシックハウス対策となるのか?】
漆喰とは、何百年も前から、日本ではお城や寺院、蔵、醸造所などの壁などに使われていた素材です。海外でも、コロッセオやワインセラー、教会にも使われていました。
耐久性が良く、湿度を調整する調湿機能、気温を一定にする機能などがあり、機能面は、漆喰が最高のものでありました。そのため、以前は、漆喰を塗る左官の位も高く、塗ってもらう金額も高く、庶民では塗ることができない代物でした。
近年の研究により、その機能に加え、漆喰はシックハウスの原因物質を吸着し、分解することがわかってきたため、再び注目を浴びる素材となっています。
素材 | デザイン | 効果 | コストパフォーマンス | メンテナンス |
ビニールクロス | 普通 | 普通 | 長期的には疑問 | 普通 |
布クロス | 雰囲気ある | 特に無し | やや悪い | できない |
紙クロス | 雰囲気良し | 特に無し | やや悪い | できない |
珪藻土クロス | 砂・土系の見かけ | やや調湿効果あり | 悪い | できない |
効果やコストパフォーマンスについて、最高のものを求めている方は、こちらの漆喰・珪藻土の記事をどうぞ
壁紙と漆喰、珪藻土のメリットデメリットを見たい方はこちらへ
壁材の選び方
どんな壁材を選んだら良いの?
あなたの壁紙リフォームをする理由は何でしょう?
上記の結果の通り、
シックハウスやアレルギー対策には、やはり「漆喰」を選ぶことをお勧めします。
シックハウス対策・アレルギー予防で選ぶ
最近では対策用の糊が使われていますが、
シックハウスやアレルギーはなくなっていないのが現状です。
アレルギーについては「何が原因か?」が特定できるならば、
例えば、
「花粉」ならば、「花粉対策用壁紙」などの一つに特化したものがあります。
ただ、
シックハウスやアレルギーの原因物質が複数あったり、不明なものがある
といった状況ならば、
「壁紙(クロス)」という選択肢を一度見直し、
他の壁材を選ぶ必要があります。
漆喰のメリット
漆喰は、壁紙と違い、効果や耐久性にも優れています。
初期投資は、壁紙よりも高く、敷居が高いと思われる方もいらっしゃいますが、
健康な生活、自然なものに囲まれることによる精神面の安定、
良いものをより長く使う、リサイクルができるという面から、
年々、多くの方に使われるようになっています。
長期的なコストパフォーマンスやメンテナンスについても評価は高く、
使い捨ての壁紙と違って、人や環境に優しい素材です。
→ https://www.lohaswall.com/blog/archives/3634
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